うつむきデイズ

目標だった上司の人事異動で星を失う

店舗のナンバー2が変わる。

前回のナンバー2の人事異動は入社後すぐに右も左も分からないわたしを育ててくれた上司だった。秋頃体調の異変が始まった後すぐ年が変わる前に今の上司に変わった。その出来事がうつを加速させたのはまぎれもない事実だった。誰を頼ればいいか分からなくて不安に陥ったのをよく覚えている。

しかし今回はその比ではない程の喪失感。今でも受け入れられていない。

あまりにも突然で早すぎる人事異動

今の上司とはじめてシフトインした日のことを思い出す。
とてもスムーズにキャンペーン商品を売り上げていて、この若さで上にあがって来た理由がすぐに分かった気がした。
働き方、売り方、人への接し方、フォロー力、理解力、すべてが尊敬できた。わたしの憧れであり、目標となった。うつ病診断を受けたあと、休職せずにここまで来られたのはこの上司がいたからだった。

急に星を奪われる。
それを知ったのは異動日12日前のこと。

夢で上司が無線越しに「先に帰ります」と言った。
「えーだったらわたしも帰ります」と言った。

できるなら異動先について行きたい。でも今のメンバーじゃなきゃ意味がない。だからいなくならないで欲しい。先に行かないで欲しかった。

わたしは娘が高校卒業するまでのあと2年はここで頑張ると公言している。でも人間関係が変わったら分からない。怖くて不安でたまらない。休職が頭をよぎる。

女性パート3人で緊急会合

人事異動を知った翌朝、この気持ちを一人で抱えていることが耐えきれなくなった。「仕事のあと話を聞いてもらえませんか」生まれてはじめて職場の先輩を自分からお誘いした。

わたしを含めて3人とも同じ方向に気持ちがあったことを知り安心した。おしゃべりは止まらず深夜1時の閉店時間まで続いた。この2人の先輩と一緒に前を向く決心がついた。わたしは一人ではない。

新しく思い描く未来

わたしは4月からまた新しい上司の元で一から仕事をやっていくつもりでいる。上司や先輩を支えて、バイトさんに頼られる存在でいたい。
だからもう大丈夫、これからのわたしを見ていてください。そういう姿勢で残り数日の同じシフトインの日を過ごすことに決めた。笑顔で送りたい。

そしていつの日かまた一緒に働きたい。できればこの店舗の店長となって帰って来て欲しい。

きっとこの異動で一番不安なのは上司本人のはずだ。どうか折れずに上へ上へとあがって欲しい。負けないで、この店舗のみんなが同じ気持ちで応援しています。