こんにちは、mineです。
この記事は2017年3月にnoteに投稿した記事の加筆修正版です。
弱った身体とドル誌沼
2014年師走。
リンパ節炎になり仕事を2週間休むことになりました。
娘が一人になるので入院は勘弁して欲しいとお願いして、片道45分の大きな病院まで毎日通院治療することになったのですが、大きな病院だからか予約制なのに待ち時間が長い。
時間つぶしを用意しようと立ち寄った本屋さんでアイドル雑誌を1冊買ってしまったのが最後でした。
補足ですがドル誌とはジャニーズ事務所のアイドルメインの雑誌の略称で、Myojo・ポポロ・duet・WiNK UP・potatoは5大ドル誌と呼ばれております。
某ジャニーズアイドルグループが好きでCD・DVDの購入、ライブ参戦くらいはしていたけれど、雑誌媒体までは手を出していなかったのですが、心も体も弱って、ひたすら待たされて時間を無駄に過ごしている。そんな状況で安易に買い始めてしまったのです。
収集癖型ヲタク
もともと収集癖タイプの人間なので、1冊手を出したら最後。
5大ドル誌は毎月定期購読。
更にはテレビ誌、ファッション誌、映画・舞台雑誌etc…担当様掲載雑誌はお小遣いの許す限り買い漁るようになってしまいました。
2015年は1年分担当グループを切り抜いてファイリングしたのですが、たった1年分なのにファイルが4~5冊になり、かなり場所を取り始めていました。
このままこれを続けて、収納がファイルだらけになることを想像した時、気持ちがざわざわし始めました。
環境の変化で転機を起こせ
2016年春。
まだ定期購読はし続けていましたが、転機が訪れます。
4月からうさぎを飼うことになりました。
わたしの少ない収入でうさぎを家族として迎えるとなると、お金の使い方を考えざるを得なくなりました。
ここでようやく定期購読をストップ。
雑誌を買う習慣とはさよならしたはずでした。
まさかのリバウンド
職場で書籍を販売していると「今月表紙なんだ」「このショットかっこよすぎる」誘惑がずっとついてまわっていました。
結局、7月に過去3か月分のバックナンバーを手配して貰い定期購読を再開。
2016年は1年分切り抜きをして1つのファイルボックスにそのまま収納で終了。
きっと今は辞める時ではないんだ。きっとわたしに必要なんだ。
リバウンドしてしまった情けなさもあったけど、無理して辞める方がストレスだったので、とりあえず2016年分はいいじゃないと割り切ることにしました。
結局辞めるには自分の意思のみが必要
さてさて、2017年。
まだ3カ月しか経っていませんが、1冊も買っていません!!
1月号が出た時に我慢出来なくなればまたバックナンバーも買えばいいと軽く思っていました。
SNS上にあがるこんなショットあったよ!に「いいね」して気を紛らわせていたのですが、雑誌をSNS上にアップロードすることって違法なのでいつも律儀に画像をあげてくれていた人はいつの間にかいなくなってしまいました。
「あ、なんかもうそんな必死にならなくても大丈夫かも」
その頃からやっとそう思い始めることが出来ている自分に気づきます。
ここに至るまで、なにかとっておきの魔法みたいな出来ごとがあったわけでもなく、ただ自然とそう思えるまで待った。という感覚です。
断捨離やミニマリストがブームになり、シンプルで持たない暮らしへの憧れがあり、関連書籍を読んだり、インスタグラムでインスピレーションを受けることが刺激になったのは事実です。
でも、辞めるぞ!捨てるぞ!で瞬時に割り切れないこともあるし、自分が納得して辞めたり、捨てたりしなければ、本当の意味で手放したことにはならないことが分かりました。
次のステップへ
ただこの話はまだ完結はしていません。
ドル誌を「買うことを辞める」ことは出来ましたが、これまで買ったドル誌を「捨てること」は出来ていません。
それはやっぱり2年分お金と時間をかけて自分がやって来たことをまだ否定出来ないでいるからだと思います。
もうわたしには必要ないものだ、捨ててしまっても何も変わらないし、むしろ解放されることは頭では分っています。
でも、今は出来ません。
自然に「手放す」その時までもう少し時間が必要なようです。
そして2018年
ここからは追記です。
約2年分の切り抜きファイルはまだカラーボックスを埋めたままです。
そろそろ踏ん切りがつきそうだなとは感じていますが、これを手放し始めたら芋づる式に他のグッズまで手放し始めて、ファンじゃなくなるんじゃないかという心配がよぎるのが本音です。
持っていることがファンの定義ではないとも思います。
でも捨てるのが惜しい、捨てるのが怖い。
整理収納アドバイザーの勉強をして、概念を学んでるわたしでさえこうです。
思いが詰まったものを持っていることは悪いことではありません。
けれど、本当に必要かどうか、何度も立ち止まって考える必要はあると思います。
きっとこれを見ている人の中にも同じような手放せない経験をしたことがある人がいるのではないでしょうか。
わたしはそういう人たちの気持ちに寄り添える整理収納アドバイザーになりたいです。
以上、mineでした!